愛犬が下痢や嘔吐した時、
怪我をして出血した時、
熱射病で倒れた時、
あなたは適した対処が出来ますか?
下痢や嘔吐はストレスだったり、ご飯を変えた時にありがちです。
犬同士で激しく遊ぶ子や、自然豊かな所で走り回る子は怪我をしてしまうこともありますよね。
また、夏に熱射病で倒れる子も少なくありません。
そんな時に素早く適した対処が出来ると、愛犬の体の負担も少なく、時には命を救えることもあります。
今回はそんなありがちな症状に対しての適した対処法をご紹介します。
症状
今回は以下の3つの症状について見ていきます。
- 下痢、嘔吐
- 外傷
- 熱射病
それぞれの症状から対処法までを詳しく説明していきます。
下痢、嘔吐
症状
- 下痢…びちゃびちゃの便をする
- 嘔吐…食べた物を吐いてしまう
原因
原因はさまざまなことが考えられます。
ストレスだったり、ご飯を急に変えたことが原因だったり、もしかしたら異物を食べてしまったのかもしれません。
症状が出る前の状況や行動を思い返して原因を探しましょう。
対処法
下痢や嘔吐の対処法は胃腸を休ませることが重要です。
胃腸を休ませるには絶食が1番です。
絶食なんて可哀想と思う方もいるかもしれませんが、野生の犬は数日間食べないこともよくありますし、私達人間も半日や1日食べなくても生きていけますよね。
食事を1食分、または1日分抜いて、愛犬の様子をよく観察しましょう。
絶食中は脱水になる危険があるので注意が必要です。
脱水にならないように、絶食中はスポーツドリンクを薄めた水、または岩塩や海水塩を溶かした水を十分に与えましょう。
私達人間と同じですね。
絶食後に引き続き下痢や嘔吐の症状がないようなら、おかゆ状の白米やジャガイモなど胃腸に負担をかけないものがオススメです。
ドッグフードの場合はいつもより量を少なめにして様子を見ましょう。
もしも絶食しても下痢や嘔吐が一向に治る様子がなければ、迷わず動物病院に連れて行きましょう。
外傷
症状
- 怪我により出血
原因
外傷も原因はさまざまです。
犬同士の喧嘩で噛まれて出血したのかもしれませんし、山の中を駆け回り草木で擦り傷ができたのかもしれません。
または散歩中にガラスを踏んで足を怪我することもあります。
こちらも怪我を見付ける前の犬の行動を振り返って原因を探しましょう。
対処法
まずは傷口をしっかり流水で洗います。
生理食塩水や蒸留水よりも、水道水の方が組織反応を起こしにくいのです。
傷が深い場合はあまり無理に洗う必要はありません。
洗浄後は消毒をしましょう。
大きな傷だったり、消毒後も膿んでしまったりした場合は動物病院に連れて行きましょう。
熱射病
私達人間は汗をかくことにより体温上昇を抑えます。
しかし、犬の場合は汗をかく汗腺が少ない為、体温調節がすぐに出来ません。
犬はパウンティングといわれる「ハアハア」と舌を出してする呼吸で体温調節を行いますが、環境内の温度が体温よりも高くなるとパウンティングでの体温上昇を抑えられなくなります。
その為、犬はあまり暑さに強くありません。
熱射病は最悪の場合死亡することもあるので、対処法を必ず頭に入れておきましょう。
症状
- 激しいパウンティングからの呼吸困難
- 舌や粘膜表面が真っ赤になる
- 粘膜性の唾液を多量に流す
- 場合により嘔吐
- 症状が進行すると舌や粘膜が赤から白へ
原因
温度が上昇した室内や車内などで放置されることで熱射病になります。
真夏での日中の散歩で熱射病になるケースも少なくありません。
地面のアスファルトは熱がこもりやすく、更に犬は私達より地面に近いので地面からの熱の照り返しをまともに受けるので、より暑さを感じます。
対処法
すぐに体を冷やしてあげましょう。
特に脇の下や内もも、首などは太い血管が通っているので最も冷やしたい部分です。
そして水をかけたり、冷房の効いた室内に移動させましょう。
熱射病になりやすい犬種は短頭種と呼ばれるパグやフレンチブルドッグといった鼻がつぶれた犬種です。
短頭種を飼っている方はより気を付けるようにしましょう。
また、真夏以外でも公園などで走らせる場合は休憩させるようにしてくださいね。
【まとめ】
今回は割とありがちな犬の症状をまとめて対処法をご紹介しました。
これらの対処法を知っているのと知っていないのとでは普段の生活での安心感も違いますし、いざという時には冷静に対応できます。
我が家のボーダーコリーはよく下痢をしていたので、半日や1日の絶食を時々していました。
絶食後はりんごとヨーグルトなど腸内環境を整えて、下痢や便秘に効果的な食材を与えて改善していました。
あなたの愛犬の為にも知識を付けておきましょう。
あなたの愛犬が元気で長生きしますように♡
コメントを残す