私達人間が口にする食品は全て厳しい食品基準のもと作られています。
しかし、犬が食べるものはどうなのでしょうか?
実は残念ながら日本では犬が口にするものは食品衛生法の規制対象ではない為、基準がしっかり確率されていません。
ドッグフードは安いものから高いものまで、実にさまざまな種類があります。
手軽に与えることが出来るドッグフードには何が入っているか、あなたはわかってあげていますか?
そこで今回はドッグフードに入っていると危険なものをご紹介します。
まずはここを確認!
2009年6月に「ペットフード安全法」が施行されて、ドッグフードなどのペットフードには何が入っているのか、何を使用しているのかを表示する原材料の記載や製造元などを表示することが義務付けされました。
この原材料に書かれているものは、多く入っている順に表記されています。
1番最初に書かれているものが1番多く入っているということです。
あなたが愛犬にあげているドッグフードも、この原材料を確認してみてください。
たいていはパッケージの裏面か側面に記載されています。
ドッグフードに入っていると危険な添加物
添加物とは酸化防止剤や保存料、着色料などドッグフードの保存をしやすくする為のもので、犬の体には必要のないもの、というよりむしろ犬の体に害があるものが多いです。
まずは添加物からご紹介します。
酸化防止剤
酸化防止剤にはBHA、BHT、エトキシキン、没食子酸プロピルなどがあります。
BHA
BHAとは元は石油用の酸化防止剤として使われており、発がん性物質の疑いがあるものです。
BHT
BHTは過去にガソリン用の酸化防止剤として使われていました。
発がん性物質でもあります。
エトキシキン
エトキシキンは酸化防止力がとても高く、安価なものです。
毒性が非常に強い為、人間用の食品に使用することが禁止されています。
没食子酸プロピル
没食子酸プロピルも酸化防止力が高く、発がん性物質として確認されているものです。
酸化防止剤の多くが発がん性物質である為、これらが入ったドッグフードを食べ続けている愛犬はがんになる可能性が高いので必ず避けましょう。
ソルビン酸カリウム
ソルビン酸カリウムとはいわゆる保存料です。
腐敗防止であったり、細菌やカビの発生・増殖を抑える為に使用されています。
しかし、犬の体には必要のないものです。
赤102、青2、黄4、黄5
これはいわゆる着色料です。
合成着色料の一種で、食用タール色素の添加物。
北欧では人への使用も禁止されています。
日本ではいまだに使用されていますが…
これも見た目をおいしく見せる為であって、犬の体には必要のないものです。
ドッグフードに入っていると気を付けたい原料
犬にとって消化に悪いものやアレルギーになりやすいものでも、ドッグフードを作るコストを安く抑える為に入っている原料もあります。
添加物だけでなく、こちらの原料にも注意してください。
穀物
犬は本来、肉をメインとして食べていた動物です。
その為トウモロコシなどの穀物は犬にとって消化がしにくく、アレルギーが発症する恐れもあります。
安いドッグフードは原材料の1番最初にトウモロコシなどの穀物が記載されていることが多く、これが涙やけの原因になっている場合もあります。
犬は動物性たんぱく質が主食なので、原材料に穀物ではなく肉が1番最初に記載されているドッグフードを選びましょう。
肉の表記にも注意!
原材料に肉の表記があるものを選んでほしいのですが、肉の表記にもいろいろあり注意が必要です。
牛肉、鹿肉、鶏肉などはっきりした表記なら問題ないのですが、○○畜産副産物、○○ミール、○○エキス、○○パウダー、○○家畜肉、○○肉類など曖昧にしているものは避けた方がいい理由があります。
それは4Dミートと呼ばれる
- Dead(死んだ)
- Dying(死にかけていた)
- Disabled(障害のある)
- Diseased(病気の)
の4つのDから始まる危険な材料が使用されている場合があるからです。
当たり前ですが、これらは人間の食品基準を満たしていない為、私達人間が食べることはありません。
そんなものでも犬が食べる物には使われているので、私達飼い主が注意しなければなりません。
大豆ミール、脱脂大豆
大豆ミールや脱脂大豆とは、大豆から必要な成分を搾り取った後の残りカスのことをいいます。
本来は捨てられるものですが、ドッグフードを作る際のコストを下げる為に使用されています。
しかしこれらは「鼓脹症」といわれる胃や腸に有害なガスが溜まってしまう病気の原因となります。
これにより胃がねじれたり、破裂する可能性もあるので注意が必要です。
動物性油脂
動物性油脂とは病気や事故などで死んでしまった犬や猫、豚などが廃肉処理されてできた肉骨粉の脂です。
これは酸化や劣化がしやすいので、酸化防止剤などが一緒に使用されている場合が多いです。
【まとめ】
手軽で与えやすいドッグフードは今は種類がたくさんあって何を買っていいか悩む方も多いと思いますが、今回紹介した危険な添加物や原料が入っていないことを目安に選んでみてください。
しかし犬によっては危険なものが入っていないドッグフードでも合う合わないがありますので、まずは小袋でいろいろ試してみることをオススメします。
最近は無添加やグレインフリー(穀物不使用)などのドッグフードもたくさんありますので、これらもチェックしてみてください。
あなたの愛犬が元気に長生きできるように体に害のないご飯をあげましょう♡
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