あなたは愛犬の爪切りが出来ますか?
トリミングの時や動物病院でお願いすれば爪切りをしてもらえますが、
愛犬にとっては怖い・不安な爪切りを知らない人にされるより、
信頼できるあなたにされた方が精神的にも安心できるはずです。
しかし、犬の爪には血管が通っていて、切りすぎてしまうと出血してしまいます。
それが怖くて爪切りが出来ない飼い主は少なくありません。
そこで今回は爪切りに慣れさせる練習と爪切りのコツをご紹介します。

爪切りに慣れさせよう

犬にとって爪切りは痛くて怖いものです。
爪切りに慣れる為に次のトレーニングを毎日少しずつ行いましょう。
- 前足、後ろ足に触る・握る
- 爪を触る・つまむ
- 爪に爪切りを当てる
- 爪の先を少しだけ切る
- 爪を1本だけ切る
- 爪を切る本数を少しずつ増やす
段階ごとに、嫌がらなかったら褒めておやつをあげましょう。
その後次の段階に進みます。
もしも嫌がった時は1つ前の段階に戻りましょう。
嫌がったからといってすぐに解放してしまうと、
『抵抗すれば逃げられる』
と学習してしまうので、激しく暴れる場合は家族や友人に保定(暴れないようにガッチリ捕まえててもらう)をしてもらいましょう。
また、嫌がらない段階から始めていきましょう。
呼んでから始めようとすると「おいで」=爪切りされる(嫌なことをされる)と学習してしまい、呼んでも来ないようになってしまう可能性があります。
上下関係のしつけがきちんとできていると、爪切りの時でも我慢してくれます。
ボスの言うことは絶対ですから。
上下関係のしつけはこちら。
あなたはナメられたままでいいの?!犬にナメられない上下関係の作り方
爪切りのコツを知ろう

次は爪切りのコツを伝授します。
コツは以下の6つです。
- 爪切りのタイミング
- 爪切りは犬用のものを
- 犬の爪には血管が通っている
- 爪の切り方
- 狼爪も忘れずに
- 切った後はやすりで
一つずつ説明していきます。
爪切りのタイミング

爪切りのタイミングは散歩の量や運動量、どこを歩いたかによって変わってきます。
二週に一度ぐらいは爪の状態を確認し、爪切りは月に一回を目安にしていきましょう。
爪切りは犬用のものを

当たり前ですが、私達人間と犬の爪は全く形が違います。
なので爪切りも犬用のものを使うようにしましょう。
使っていくうちに錆びて切れ味が悪くなったり、スライドしづらくなってくるので、油をさすなどのメンテナンスをしておきましょう。
犬の爪には血管が通っている

犬の爪には血管が通っているので、深く切りすぎてしまうと出血してしまいます。
犬にとっても痛いので、せっかく慣れた爪切りも出血することで爪切りを嫌がる子も多いです。
白い爪の場合は透かして血管がうっすら見えるので、どこまで切ったら大丈夫なのか確認しながら切りましょう。
黒い爪は血管がとてもわかりづらいので、不安な場合は少しずつ削るように切りましょう。
血管ギリギリまでいくと、切った断面が白いジェリー状の血管の膜が見えてきます。
そこまでいったらやめましょう。
爪の切り方

爪の切り方は次の図のような順番で切りましょう。
(下手くそなイラストですみません…)

このような手順で切ることでできるだけ血管を切らずにすみます。
狼爪も忘れずに

前足の手首の辺りに狼爪と呼ばれる人間の親指に値する爪があります。
(ない犬種や個体もいます。また後ろ足に狼爪がある個体もいます。)
この狼爪も同じように切りましょう。
他の爪とは違い地面に当たらないので、歩いたり走ったりすることで削れることがなくどんどん伸びてきます。
伸びてくると丸まってきて切りづらくなってくるので、伸びる前に少しずつ切っていきましょう。
切った後はやすりで

爪を切った後はやすりをかけましょう。
やすりをかけないと飛びつかれた時などに引っかかれてミミズ腫れになってしまったり、衣類や布団などが引っかかってしまう場合があります。
【まとめ】

爪を伸びっぱなしにするぐらいならトリミングサロンや動物病院で切ってもらった方がいいのですが、知らない人に切られる恐怖は犬にとっては苦痛です。
飼い主であるあなたが優しく切ってあげることで犬のストレスも軽減されます。
あなた自身も最初は爪切りが不安かもしれませんが、少しずつ練習していくことできっと上手に切れるようになります。
また、万が一出血させてしまったとしても決して大騒ぎしないでください。
多少の出血なら放置しててもすぐに血は止まります。
どうしても出血が不安な方は爪切り前に市販のペット用止血剤を用意しましょう。
犬の爪は伸びたまま長期間放置してしまうと血管も爪の先まで伸びてきてしまいます。
それを短くするとなると無理やり血管ごと切って爪を短くしなくてはいけなく、犬にとっては大変な苦痛を伴います。
そうさせない為にも、月に一回少しでも爪を切ってあげるようにしましょう。
あなたにとっても愛犬にとっても練習が必要ですが、決して難しいことではないので頑張って出来るようになってくださいね。
あなたとあなたの愛犬がハッピーライフを送れるように応援しています♡

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