「うちの子全然言うことを聞いてくれない!」
「犬のしつけってどうやったらいいの?」
と悩んでる方にアドバイス!
しつけの方法にもいくつかやり方があります。
犬も十人十色(十犬十色?)。
犬一匹一匹やり方が違うので、その子に合ったしつけ方法を探していきましょう。
今回は押さえておくべき最低限の4つの基本をご紹介します。
犬のしつけの基本4選
犬のしつけには正解がありません。
「あの子が褒めてしつけてたから、うちの子も…」
なんて思っても必ずしも上手くいくとは限りません。
しつけには大きく分けて、以下の4つの方法があるので一つずつ説明していきます。
- おやつ
- 天罰
- 褒める
- 叱る
初心者向け!「おやつ」を使う

何かを教える時、誘導する時、褒める時…
おやつを使うことで愛犬にやる気を出させたり、正解を明確にすることが出来ます。
1番犬にとってわかりやすく、飼い主の方にも気軽にやりやすい方法です。
例をあげてみていきましょう。
例)おすわりを教える。
①犬が四つ足で立った状態の時に鼻におやつを持って行きます。
※この時絶対おやつを食べられないように気を付けてください。
②おやつのニオイを嗅がせた状態のまま少しずつ犬の後方におやつを持った手を動かします。
少しずつ動かさないと後ろに下がってしまう場合があります。
※まだ絶対おやつを取られてはいけません。
③犬は立った状態で真上を向くことが体勢的にキツイので、おやつのある手を見るために座ります。
④座った瞬間に褒めておやつをあげます。
このように繰り返していくことでおすわりを覚えていきます。
動きを少しずつ覚えてきたところで「おすわり」という指示語を使っていくことで、座る動作と「おすわり」という言葉を繋ぎ合わせていきます。
!おやつを使う場合のポイント!
●ご褒美の強弱をつける為に愛犬の好みの味や種類を見つけて、
- 簡単なことのご褒美は普通のおやつ
- 頑張った時のご褒美は割と好きなおやつ
- とても頑張った、褒めたい時は1番大好きな最高級のおやつ
といったように分けることで愛犬のモチベーションを上げることも可能です。
●おすわりなどの動作をきちんと覚えたら、毎回おやつをあげずに2回出来たらおやつ、5回出来たらおやつ、10回出来たらおやつ、とおやつをあげる回数を減らしていきましょう。
そうすることでおやつがなくても言うことを聞いてくれるようになります。
タイミングが大事!「天罰」方式

吠えるのをやめさせたいなど、いけないことをやった時にやめさせるには天罰方式が有効です。
こちらも一つ例にあげてみます。
例)呼び鈴の音に反応して吠えることをやめさせる。
①まず空き缶に小石を数十個入れて蓋を閉じます。
※振った時にジャラジャラと大きな音が出る物にします。
②家族や友人に呼び鈴を押してもらい、わざと愛犬が吠えるような状況を作ります。
③一声目、吠えたその瞬間にその空き缶を愛犬のそば(壁や床など)に思い切り投げます。
④愛犬はその大きな音にビックリして鳴き止みます。
※この時愛犬と目を合わせないようにします。目が合うとこの人がやったと思われ、この人がいる時は吠えなくても、いない時に吠えるようになる可能性があります。
これを何度か繰り返すことによって、
「呼び鈴がなって吠えると大きな音がして怖い→吠えるのをやめよう」
と学習してくれれば吠えなくなります。
!天罰方式のポイント!
●とにかくタイミングが大事です!
数回吠えた後でやると「1回や2回なら吠えても大丈夫かも」となることもあるので、1回目吠えた途端にやることをオススメします。
●一度音に慣れてしまうと効果がなくなります。
天罰方式はできるだけ大きな音を出してなるべく最大限に驚かせることで効果を発揮します。
何度も何度も繰り返しすぎると音に慣れてしまって気にしなくなる場合があります。
しつけの要!「褒める」

あなたと愛犬の関係がしっかり築けていれば、愛犬は大好きなあなたから褒められるのが何より嬉しいはずです。
この「褒める」という行為は、何かの動作を教えたい時などに最も有効です。
例えば教えてもいないのに「ちょうだい」をやるようになったとか、クルクル回るようになったとか、教えた覚えがない行動を愛犬が常習的に行うことはありませんか?
それはほとんどの場合、犬が不意に起こした行動に飼い主が笑ったり喜んだりしたことで、犬にとって「褒める」行為になっている為です。
!褒めるポイント!
●あなたが知らない人から褒められるより家族や友人から褒められる方が嬉しいように、犬にとっても大好きな人から褒められることで効果が発揮されます。
愛犬との関係性に不安がある場合はまずはきちんと愛犬との関係を築きましょう。
●「褒める」行為はおやつを併用することで、最大限に効果を活かすことが出来ます。
しかしおやつがなければ言うことを聞かないのでは困るので、最終的にはおやつなしでの「褒める」行為が愛犬にとってご褒美になるようにしましょう。
タイミングと関係性が大事!「叱る」

最近は叱ることなく全て褒めてしつけを行うドッグトレーナーも多いですが、叱ることで飼い主の威厳を保ち、ダメなことはダメとしっかり教えるという面では必要だと思います。
しかし、「叱る」行為はとても難しいです。
それはタイミングと愛犬との関係性が重要になってくるからです。
!叱るポイント!
●「タイミング」
まずタイミングというのは、叱る時は必ず現行犯で叱らなければなりません。
留守中にいたずらをしていて、帰って来てから叱るのでは犬にとってはなんで怒られてるのかわかりません。
だって人間の言葉がわからないんですから。
なので叱る時はいたずらをしているその時に叱らなければ効果がありません。
特にいたずらをし始めた瞬間が1番好ましいタイミングです。
●「関係性」
褒めるポイントと同じように、あなたは知らない人や後輩から叱られたら素直に受け入れることが出来ますか?
犬も人と同じように知らない人や自分より下だと思っている人から叱られても素直に聞き入れることはありません。
逆に歯向かってくることも考えられます。
なので叱る前に、あなたと愛犬の関係性をきちんと築きましょう。
★「叱る」しつけは少し難しいので、こちらの記事で詳しく説明しています。
【まとめ】
犬のしつけの方法はいろいろありますが、大きく分けてこの4つの方法を覚えておくと愛犬のしつけのバリエーションも増えて活かせるでしょう。
難しいものもありますが、愛犬にあったしつけ方法を探してみてください。
子供の子育て同様に、犬のしつけは答えが一つではないので、いろいろ試してみることをオススメします。
あなたとあなたの愛犬がハッピーライフを送れるように応援しています♡

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