吠える犬のしつけ~犬の気持ちを理解してしつけよう~

呼び鈴がなった時、

来客が来た時、

救急車やパトカーの音で、

散歩中他の犬に会った時、

さまざまな場面で、愛犬が吠えて困ってる方は多いです。

よく「無駄吠え」と言われますが、犬には必ず理由があって吠えています。

その理由を解明し、吠える必要がないことを教えてあげましょう。

今回は呼び鈴が鳴ると吠える犬を例に見ていきます。

呼び鈴に吠える犬の心境

呼び鈴で吠える犬の気持ちを考えてみましょう。

だいたい以下の4つに分けられます。

  • 期待『遊んでくれる人が来た♪』
  • 不安、恐怖『誰だろう…怖いな~』
  • 威嚇『お前、何者だ?!』
  • 学習『お客さんが来た時は怒られないもんね~』

しつけのコツを一つずつ見ていきましょう。

期待「遊んでくれる人が来た♪」

期待から吠える犬は「やったー!誰か遊んでくれる人が来た~♪」とルンルンで吠えています。

これは人が大好きな犬だったり、

以前に来客者からおやつがもらえたり、

可愛がってもらった経験をした犬に多いです。

そんな子のしつけは、

『呼び鈴にいちいち反応しても疲れちゃう』

と感じさせるようにします。

犬にとって嬉しい来客は、”時々”来るから嬉しさが増すのです。

つまり毎日しょっちゅう来客が来ると、嬉しさも半減します。

しつけ方
呼び鈴を何度も鳴らし続け、愛犬が吠えるのを諦めさせます。
ポイントは犬が諦めて反応しなくなるまで行うことです。

不安、恐怖「誰だろう…怖いな~」

不安や恐怖から吠える犬は「誰か来たよ…怖いなぁ…」とビクビクして吠えています。

元々臆病な子だったり、

人見知りする子、

以前、来客者に怖い思いをさせられた子に多いです。

そんな子のしつけは、

『少しずつ少しずつ慣れていこう』

と伝えるようにします。

しつけ方
呼び鈴の音を録音し、最初は聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな音から聞かせます。
犬が反応せずにおとなしくしていたら、褒めてご褒美をあげましょう。
慣れてきたら少しずつ音量を上げていき、最終的には通常の音量までもっていきましょう。

威嚇「お前何者だ?!」

威嚇から吠える犬は「誰だ?!お前何者だ?!」とオラオラで吠えています。

威嚇から吠える犬の場合、飼い主との主従関係が逆転していることが原因として考えられます。

そんな子のしつけは、

信頼関係の見直しが必要です。

威嚇で吠える犬の場合は、自分が家族や家を守らなければならない気持ちから吠えています。

飼い主がきちんとその子のボスになることで威嚇する必要がないことを伝えます。

信頼関係のチェック
・背中に手を乗せられる
・首根っこを掴める
・手足を握れる
・後ろから持ち上げられる
・後ろから腰を掴める
・仰向けに寝かせられる

これら全て犬が嫌がらずに出来れば、信頼関係がきちんと築けています。
しかし、どれか一つでも出来なければ犬はあなたのことをボスとして認めていない可能性があります。
今一度関係性を見直しましょう。

上下関係に自信がない方はこちらの記事を参考にしてみてください。

あなたはナメられたままでいいの?!犬にナメられない上下関係の作り方

学習「お客さんが来た時は怒られないもんね~」

学習から吠える犬は「誰かお客さんが来た時は吠えても怒られないんだよね~」と知ってるからしめしめと思って吠えています。

これは今までお客さんが来た時に吠えても怒られなかった為に、そう学習してしまった子に多いです。

飼い主もお客さんがいる前では怒りづらいので、このように学習してしまう犬は意外と多いです。

そんな子のしつけは、

『吠える行動は迷惑だから、代わりにこの行動をして』

と、違う行動をしてもらう方法が適しています。

しつけ方
呼び鈴が鳴ったらハウスに入れるようにし、ご褒美をあげます。
呼び鈴が鳴る→ハウスに入る→ご褒美がもらえる
『呼び鈴=ハウス』と認識させましょう。

【まとめ】

このようにただ吠えるといっても、何が原因でどうゆう気持ちから吠えているのかを見極める必要があります。

当たり前ですが、犬にも感情があるので全て叱るのではなく、

その子の気持ちを理解して良くない行動を良い行動に誘導してあげるのが1番理想的です。

それでもうまくいかない場合は天罰方式で教えるのも一つの手ですね。

愛犬の気持ちを理解してあげられる飼い主が、犬から好かれる飼い主でもあるので、イライラせずに根気よく教えていきましょう。

あなたとあなたの愛犬がハッピーライフを送れるように応援しています♡

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