お留守番を上手にするには?しつけのコツを教えます!

飼い主のあなたが入院になった時、

旅行に行く時、

もしくは愛犬自身が手術で入院になった時など、

あなたと愛犬が離れ離れになって生活を強いられる時が来るかもしれません。

そんな時でも愛犬がストレスなく落ち着いて生活できるように、

普段からお留守番が出来るように練習しておきましょう。

その為に今回お留守番を上手にできるようになるコツをご紹介します。

留守番上手になる3つのコツ

留守番を上手にさせるコツは以下の3つになります。

  • 場所の提供
  • 留守番は楽しい時間
  • さりげなく

一つずつ詳しく説明していきます。

コツ①≪場所の提供≫

もともと犬の巣穴は、狭く薄暗い場所です。

その為犬は狭く薄暗い場所にいることで、安心することができます。

お留守番の時にも囲まれたサークル内に屋根がついたような小さなハウス(犬が中でUターンできるサイズ)を用意して、そこにいさせるようにしましょう。

「狭い所に閉じ込めて可哀想」

「夜暗い部屋では可哀想」

と思いがちですが、逆に犬はそんな環境の方が落ち着きます。

フリーの状態で留守番させると、いたずらをする可能性があります。

部屋を荒らしてしまったり、

異物を飲み込んでしまったり、

コードをかじってしまったり、

犬には危険なことも多いのでフリーのお留守番はオススメしません。

コツ②≪留守番は楽しい時間≫

留守番は苦痛の時間ではなく、楽しい時間だと認識すれば犬は喜んで留守番してくれます。

以下のような手順で、楽しい時間にしてあげましょう。

  1. コングなどの知育玩具を用意します。
     
  2. その中に愛犬の1番好きなおやつ(できればお留守番の時にしかあげないスペシャルおやつを準備しましょう)を詰め込みます。
     
  3. おやつを仕込んだ知育玩具を出かける前に与えます。
     
  4. 犬はおやつを取ろうと知育玩具で夢中になって遊ぶので、あっという間に時間が過ぎるはずです。
     
  5. 帰ってきたら知育玩具をあげたままにせず、取り上げましょう。

犬が留守番は楽しい時間だと学習してくれれば、飼い主が出かける雰囲気を察知したら逆に喜ぶことでしょう。

コツ③≪さりげなく≫

出かける時に「いい子にしててね」「いってきます」

帰ってきた時に「ただいま」「いい子にしてた?」

と声をかけたくなりますが、これはやらないようにしましょう。

大袈裟に声をかけることで犬は独りになることを察知し、不安を助長させてしまいます。

出かける時の準備も愛犬が見えないところでしましょう。

出かける時は声をかけず、目も合わせず、静かに出ていきましょう。

帰ってきた時も声はかけず、あたかもずっと部屋にいたように振舞いましょう。

愛犬が飛びついたり、はしゃいでアピールしてきても知らんぷりしましょう。

お留守番の教え方

次はお留守番の教え方をご紹介します。

  1. 出かける準備をする前に、サークルにおやつを詰め込んだ知育玩具を入れて愛犬をそれに夢中にさせます。
     
  2. サークルの扉をそっと閉めます。
     
  3. 愛犬が知育玩具に夢中になってる間に静かに部屋を出て行きます。
     
  4. 別部屋で着替えたり、出かける準備をします。
     
  5. そのまま静かに出かけます。
     
  6. 帰宅後、別部屋で着替え、静かに愛犬のいる部屋に行きサークルから愛犬を出してあげます。
     
  7. 特に褒めたり声をかけたりせず、いつも通りの行動(家事など)をします。

サークルに閉じ込められることに慣れていない場合は慣れる練習から始めましょう。

サークルにおやつを入れ、愛犬を入れます。
そして扉を閉めてすぐに開けて出してあげます。
これを繰り返し、サークルに入って扉を閉められても大丈夫だと教えましょう。

それから1~7を練習します。

これもサークルにいる時間を徐々に長くしていきます。
最初はサークルに愛犬が入って扉を閉めたらその部屋から出て別の部屋に行き、すぐに戻ってきて解放してあげます。
この時間を10秒、30秒、1分、5分、10分…と少しずつ伸ばしていきましょう。
伸ばす感覚は愛犬の様子を見て決めてください。

もしも知育玩具でうまくいかない場合は、

お留守番前にたくさん走らせて疲れさせたり、

留守中に飼い主の声を録音したものを流してあげたり、

愛犬に合った方法をいろいろ試してみましょう。

【まとめ】

お留守番ができると、ペットホテルでのお泊まりや

災害時の避難で飼い主と離れ離れになった時に

愛犬が過度なストレスや苦痛を感じることを抑えることができます。

また、飼い主が愛犬を心配することが減り、

飼い主のあなたの行動も自由になるかと思います。

愛犬にとっても、あなたにとっても、今後の生活に大いに役立つしつけなのできちんとマスターしたいですね。

飼い主と常に一緒にいる子は分離不安症(犬が飼い主と離れた不安からパニックや過剰な行動を起こすこと)になりやすく、

お留守番のしつけが難しくなるので

分離不安症になる前にお留守番のしつけを教えてあげましょう。

すでに分離不安症の子でも少しずつ根気よく教えていくことで、

上手にお留守番ができるようになるので、諦めずに頑張っていきましょう。

あなたとあなたの愛犬がハッピーライフを送れるように応援しています♡

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