あなたはナメられたままでいいの?!犬にナメられない上下関係の作り方

「おやつがないと言うことを聞いてくれない」

「嫌なことをすると噛んでくる」

「マウンティング(足や腕に抱きついて腰を振る)をしてくる」

と悩んでる飼い主の方は非常に多いです。

これは本来飼い主が愛犬のボスでいなければならない関係がしっかり構築できておらず、愛犬にナメられている状態です。

このままでは普段の生活で不便なことが起きるだけでなく、病院などの肝心な時にでも困る事態となってしまいます。

そこで今回はどうしたら愛犬があなたをボスと認めてくれるか、その関係作りをご説明します。

上下関係を作る3つの行為

  • マウンティングポーズ
  • マズルコントロール
  • 仰向け固定

マウンティングポーズ

マウンティングとは上位の犬が下位の犬に対して「俺はお前より強いんだ」と知らしめる行為の一つで、上位の犬が下位の犬の後ろから乗りかかって腰を振る行為です。

よく飼い主などの人間に対して行っているのを見たことがありますが、多くの飼い主はこれを笑って許してしまっています。

これでは「あなたは私より強いので抵抗しません」と言ってるようなもので、犬との上下関係が逆転する要因です。

なので逆に、上下関係をわからせる為に飼い主が愛犬に対して行いましょう。

やり方

  1. 愛犬が四つ足で立っている状態で後ろから腰を掴みます。
     
  2. 腰を掴んだ状態を数秒間、または数分間維持しましょう。
     
  3. 抵抗せずにおとなしくしていたら解放してあげます。
     
  4. 抵抗する場合でも絶対に逃がさずに押さえつけます。
    ※逃げられると意味がないので万が一逃げられた場合はやり直しましょう。

逃げられるということはあなたの「私はあなたより強い」というアピールに対し、納得していないことになります。

どうしても出来ない場合は体に触れられることに慣れてないという原因も考えられるので、まずは体や腰に触れるように慣れさせてから行いましょう。

マズルコントロール

※マズルとは犬の鼻の部分です。パグやフレンチブルドッグなどの短頭種には潰れていて、ほとんどない部分です。

マズルコントロールもまた上位の犬が下位の犬に対して「俺はお前より強いんだ」と知らしめる行為の一つです。

上位の犬が下位の犬のマズルを噛む行為です。

相手が抵抗しない場合は強く噛むことはありません。

私達が行う場合は噛むのではなく手を使いましょう。

やり方

  1. 愛犬をおすわりさせた状態で後ろから手で愛犬のあごの下から手のひらでマズルを包み込むように軽く握ります。正面から行っても構いません。
     
  2. マズルを握ったまま右、左、上、下と顔の向きを変えてみます。
     
  3. 抵抗せずにおとなしくしていたら褒めて解放してあげましょう。
     
  4. 抵抗する場合はまずはマズルに触れる練習から始めましょう。
    指1本でマズルのいろんな場所に触る→手のひらで触る→包み込む、といったように徐々に慣れさせていくといいでしょう。

短頭種の場合でも親指と人差し指で囲むようにしてやってみましょう。

仰向け固定

仰向けになる行為は皆さんよくご存じかと思いますが、降参ポーズです。

下位の犬が上位の犬に怒られた時や、ケンカをして負けを認めた方が仰向けになって「ごめんなさい」と表現します。

これも上位の犬が下位の犬に対して行うことがないので、飼い主が愛犬にさせるようにしましょう。

やり方

  1. 愛犬をゆっくり倒して仰向けにさせます。または指示語で仰向けにしてもいいでしょう。
     
  2. 飼い主が両足を伸ばした状態で足の間に仰向けにした愛犬を挟みます。
    ※この時多くの犬が強く抵抗すると思いますが、絶対に逃がさないでください。逃がしてしまうと「抵抗すれば逃げられる」と学習してしまい、次からはいっそう強く抵抗してきます。
     
  3. 抵抗せずにおとなしく出来ていたら胸やおなかの辺りをゆっくり毛並みに沿って優しくなでてあげます。ゆっくりなでることでリラックス効果を促します。
     
  4. そのままおとなしくしていることが出来たら褒めて解放してあげましょう。

抵抗した場合は落ち着くまでしっかり押さえましょう。

押さえていれば必ずいつかは諦めておとなしくなります。

その度合いは子犬ほど早く、成犬になるほど諦めが悪いので時間がかかります。

最初は数秒でもおとなしく出来たら褒めてすぐに開放してあげましょう。

慣れてきたら徐々に時間を長くしていきます。

愛犬も慣れれば、その状態のまま寝るぐらいリラックスができます。

そもそも仰向けに出来ないという場合は、まずはおやつを使ってふせの状態から仰向けになるようにうまく誘導していきましょう。

【まとめ】

以上3点どれか一つではなく全て出来るようにすることで愛犬との上下関係を明確にすることが出来、愛犬も安心してあなたを信頼することが出来るでしょう。

ちなみに筆者は変わり者なので、犬の真似をしてマズルや耳、前足などをふざけて噛むことがあります。

もちろんソフトにですよ。

不意に噛むと少しビックリしていますが、特に抵抗することはなく、むしろマズルに関しては何故か喜んでしっぽを振るほどです。

我が家の愛犬はドМなようです♡

皆さんも愛犬とより良い関係が築けますように応援しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。