眠くないのにあくびしている?
寒くないのに震えている?
かゆくないのに体をかいている?
これらは「カーミングシグナル」と言われているものです。
あなたは「カーミングシグナル」という言葉を聞いたことがありますか?
また、聞いたことある方は「カーミングシグナル」が何か知っていますか?
「カーミングシグナル」を知ると、愛犬の本当の気持ちがわかるようになります。
では、今回は「カーミングシグナル」について詳しく説明していきます。
カーミングシグナルとは
犬は相手や自分を落ち着かせる為だったり、気持ちを伝えたりする手段の一つとして「カーミングシグナル」という行動をすることがあります。
敵意がないことを相手に知らせる為に仰向けになるのも一つのカーミングシグナルで、これは広く知られていますね。
しかし、中にはあまり知られていない意外なカーミングシグナルもあります。
愛犬があくびをしているから「眠いんだね」って思うことはありませんか?
もちろん本当に眠い時もあれば、相手や自分を落ち着かせる為にあくびをすることもあります。
そんなふうにカーミングシグナルは、時には感情とは裏腹な行動を取ることもあります。
そんなカーミングシグナルは30個ほどあると言われていますが、今回はその中でも特に意外なもの10個を説明していきます。
意外なカーミングシグナルとその真意10選
今回は中でも意外なものを10個に絞り、詳しく見ていきます。
- あくびをする
- くしゃみをする
- 座る、伏せる
- 自分の足を舐める、噛む
- 自分の鼻を舐める
- 震える
- 体を振る
- 体をかく
- 地面のニオイを嗅ぐ
- おしっこをする
①あくびをする
犬があくびをするのは眠い時だけではありません。
緊張している時や興奮している時など、自分を落ち着かせたい時にもあくびをします。
例えば、嫌いな人がそばに来た時にあくびをして、自分の気持ちを落ち着かせようとします。
また、興奮して遊びに誘ってくる犬に対して、相手に落ち着くようにサインを送る為にあくびをしたりもします。
②くしゃみをする
くしゃみもまた鼻に入った異物を出す為の普通のくしゃみだけではありません。
あくびと同様に緊張や興奮を抑える為に行うカーミングシグナルの一つです。
犬同士で遊んでいる時にエスカレートしてケンカにならないように、くしゃみをして本気じゃないよと相手に伝えているサインです。
また、嬉しいという意味でくしゃみをすることもあります。
③座る、伏せる
疲れた時や休む時以外にも犬は座ったり、伏せたりします。
例えば、犬同士で遊んでる時に急に座ったり伏せたりする行動もカーミングシグナルです。
興奮している相手や自分を落ち着かせようとしています。
④自分の足を舐める、噛む
自分の足を舐めたり、噛んだりしているのはストレスの表れとしてのカーミングシグナルの場合があります。
何かにストレスを感じている時に執拗に自分の足を舐めたり、噛んだりします。
ひどい時は毛が抜けて禿げるほど舐めることもありますので、すぐにストレスの要因を取り除いてあげましょう。
⑤自分の鼻を舐める
自分の鼻をしきりに舐める時には、これもカーミングシグナルの可能性があります。
これは緊張や不安な気持ちを落ち着かせる為の動作の一つです。
嫌なことをされたり、嫌いなものが近くにある時などに見せたりします。
また、人間に対しては嬉しい感情である場合もあります。
⑥震える
寒い時や怖い時以外にもプルプルと震えることがあります。
この時興奮や不安を落ち着かせようとしていたり、我慢をしています。
例えば、早く遊びたいのに抱っこをされてて我慢をしている時にプルプルと震えたりします。
⑦体を振る
犬が水に濡れた時にブルブルと体を振って毛を乾かす動作がありますが、同じ動作でカーミングシグナルの時があります。
犬同士で敵意がないと表現していたり、自分や相手の興奮を抑えようとしている意味があります。
⑧体をかく
体を後ろ足でかくのは痒いからだけではありません。
これもストレスや興奮、不安な気持ちを落ち着かせる為のカーミングシグナルの一つです。
⑨地面のニオイを嗅ぐ
犬はおしっこ・うんちをする時に地面のニオイを嗅ぎますが、カーミングシグナルで嗅いでいる場合もあります。
初対面の犬同士で敵意がないことを示しながら近付いていったり、遊んでる途中に嗅ぐ時は興奮を抑えようとしている場合もあります。
⑩おしっこをする
⑨のカーミングシグナル「地面のニオイを嗅ぐ」動作と共におしっこをすることがありますが、これも一つのカーミングシグナルです。
これも犬同士で遊んでて相手や自分の興奮を抑える意味があります。
【まとめ】
今回紹介したもののように、カーミングシグナルの中でも普段の動作とは意味が全く異なったものが多数あります。
これらカーミングシグナルとそうでないかを見分けるには、その行動の前後の状況や犬の表情・感情を読み取る必要があります。
また愛犬が自分のストレスや緊張を緩和させようとカーミングシグナルの動作を見せた場合は、その状況を変えてあげるようにしましょう。
それが頼れる飼い主です。
カーミングシグナルとは別に、ボディランゲージも知っているともっと愛犬の気持ちを理解してあげられます。
愛犬の気持ちをより詳しく知るには!犬のボディランゲージを学ぼう愛犬の本当の気持ちを理解して、愛犬から好かれる飼い主になりましょう。
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